獄山時間軸無視ss。
企画間に合わなかったらのための予防線(笑) *** 相合い傘 最近背の伸びたらしい獄寺はやたら相合い傘をしたがる。それも、持ちたがる。 身長の高い方が持つ方が楽に歩けるし自然なため、今まで傘を忘れた日には必ず山本が持った。大抵忘れる山本が悪いのだが、たまに獄寺が忘れた場合も持ってやる。獄寺も王様気分でそれに応じた。(と、言うよりはむしろ「山本が無理やり持たされた」と言った方が正しい。) これからもそうだと思っていたが、どうも近頃の獄寺はそれを嫌がる。 理由を聞けば 「相合い傘はカップルの特権!傘は必ず彼氏が持つこと! ってこの間のニュースの特番でやってた」 と、真顔答えた。(中学終わり頃から獄寺はやたら素直である。) そんなワケだから、山本は(本当に少しだけ)背の伸びた愛しい彼氏に傘を持たせる。言うなれば花を持たせている。 とはいえ今日は朝から雨が降っていた。いくら鈍感な山本でももちろん傘は持っているが、獄寺のため、ショルダーバッグに引っ掛けたままにしておいた。 だがそもそも男二人で相合い傘なんていくら華奢でも無謀な話で、獄寺も山本もお互い右肩、左肩がはみ出ている。ちなみに無意識なのか、どちらかというと獄寺は自分の方に傘を寄せている。 そんなところも愛しいなあと、ああ、そういえば、山本はふと思い出して声を出した。 「なあ獄寺知ってる?」 「ああ?」 少し面倒臭そうに、山本を見る事なく返事をした獄寺に、いつも通りだと思いながら山本は続けた。 「雨の後ってキレーに星が出るんだって」 「へー」 「俺雨嫌いだったんだけど、それ聞いたら、ああいいかも、って思うのな」 山本が言い終わると、獄寺は急に立ち止まって、 「…そんな歌、昔流行んなかったか?」 とだけ言った。 獄寺が急に止まったから、山本は右肩も、雨に濡れた。 ***20090728 「ああ、確かあれだ、アニメのブ●ーチの3、4代目ぐれぇの エンディング主題歌。しかも2番のサビの入りの前。 つうか俺、雨が降って嫌だー、とかぼやいてねえし」 「知らねえよ覚えてねえよ何年前だよ。 つかもうまじ獄寺やだ!俺風邪ひいちゃう!」 「馬鹿は風邪ひかないんだろ。 それから俺の小ネタに気付け馬鹿」 「なんだこいつ苛々する!もうやだ!」 5分後にはビニ傘よりも一回り大きい青の傘が開いた。 *** 天の川 雨なのなー、と、馬鹿がぼやいた。 「お前雨好きなんだろ?」 「好きだけどよー… だって明日は」 七夕なのに。 そう言って山本は深いため息を吐いた。 「天の川、ダクリュウとかだったら織姫と彦星渡れないんじゃねえかと思って」 小さな窓から手を伸ばして雨に触れる。 嗚呼お前はそういう奴だった。 近付いて後ろから肩を抱いてやれば、どうしたんだと笑われた。 (どうか明日は晴れますように) (雨の後の澄んだ天の川を、彼らが無事渡れますように) ***20090728 「一年に一度って寂しいのな」 そう言いながら馬鹿がくしゃりと泣き始めた。 |
「行かないで」
震える声だった。 隣でいつも元気に笑っていた彼女の、 それは切ない叫びだった。 首を横にゆるゆると振り 静かにその声を否定すると、 さらに追い打ちをかけるように 彼女の父なる無機質な声は ただ一言。 『とめるな』 「でも」 まだ何か言いた気な彼女を見つめ 可能な限りやんわりと微笑むと、 何かを諦めたかのように 彼女は瞳に雫を溜め、堪えた。 これ以上は見るのが辛い。 思わず背を向けた。 「必ず帰ってきて」 今度は凛とした声で。 強く意志を込めた、 それは祈りにも似た声で。 背中を叩く彼女の声に答える代わりに 一歩一歩、靴音を響かせた。 (叶うなら) (君を抱きしめられる生を受けたかった) (叶うなら) (君と恋がしたかった) 君に恋しました。 ***2009/07/19 叶うなら、(次会えたなら、)貴方を抱きしめたい。 |
ZS読みながら考えてました。クロス!(笑)
|
ボブ;隼人が小学生に告げた「攻めろ」が大人げ無くて可愛かった。
らいららい;武の突っ込みと笑い声がまんま武で可愛かった。 ただそれだけ。ぐだぐだ。山獄です。 *** |
山獄
|

